材料(4人分)
- にんじん 1本
- 卵 1個
- (A)醤油 大さじ1/2
- (A)みりん 大さじ1/2
①にんじんを半分に切り、できるだけ細かく細切りにします。スライサーを使うと簡単に細切りにでき、火の通りが早く、味がしっかりなじみます。細く切ることで食感も良くなり、子どもも食べやすくなります。
②卵をボウルに割り入れ、菜箸でよく溶きます。溶き卵にあらかじめ(A)の醤油とみりんを混ぜておくと、味が均一になり、後片付けも少なくなります。ただし、彩りを重視する場合は調味料は別にして炒めると卵の色がきれいに仕上がります。
③フライパンにごま油を熱し、にんじんを加えて炒めます。中火でじっくり炒めることでにんじんの甘味が引き出されます。柔らかく火が通ったら、(A)を加えて味を整えます。
④最後に溶き卵を加えて全体を混ぜながら火を通したら完成です。卵がふんわり固まったら火を止めましょう。
このレシピのポイント
・冷蔵庫にある卵とにんじんだけで作れる手軽なワンパン副菜です。時間がないときや材料が限られているときに便利。
• にんじんをあらかじめ細切りにして冷凍保存しておけば、帰宅後にフライパンで炒めるだけで5分ほどで一品完成します。
• 卵に調味料を混ぜておくことで洗い物が減り、忙しい日の時短レシピとしても最適です。
• 甘めの味付けは沖縄の家庭料理らしい味わいで、家族みんなで楽しめます。
家族の評価
- 娘(1歳5か月)「じんにん!じんにん、まっ!(人参うまい!)」と、にんじんの甘味に大喜び。
- 夫「スタンダードなにんじんしりしりだね。沖縄の家庭でよく出てくる味で懐かしくておいしいです。」と好評でした。
Pick Up 栄養「にんじん」
にんじんに豊富に含まれる栄養素は、β-カロテン、カリウム、食物繊維、ビタミンCなどです。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持、免疫力向上に役立ちます。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、むくみ予防につながります。食物繊維は腸内環境を整え、ビタミンCは抗酸化作用や免疫機能のサポートに貢献します。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので過剰摂取に注意という記事を見かけます。
しかし人参のたべすぎによるビタミンAの過剰摂取はほぼ心配いりません。
人参そのものに甘味が多くあるので、離乳食・幼児食に取り入れやすい食材です。
まとめ
にんじんしりしりは、少ない材料と簡単な手順で作れる便利な副菜です。甘めの味付けで、子どもから大人まで食べやすく、沖縄の家庭料理の味を手軽に楽しめます。忙しい日やあと一品ほしいとき、にんじんさえあれば短時間で作れるため、家庭料理の強い味方になります。にんじんの栄養も豊富で、日常的に取り入れやすいレシピです。